結果
今月の短期トレードの結果は、¥48,750のマイナスでした。
マイナスになる月というのはあまりないのですが、空売りした銘柄のうち確率の問題で大きなプラスよりマイナスが1つ2つ多かったりするだけで月間成績がマイナスになります。繁忙期と言っても数十件の取引しかありません。そのため、毎月必ずプラスなどと言う都合の良いことは起こりません。
今月は本決算の銘柄が多いことで、投資家の動きがいつもと異なる可能性も見出しています。詳しくは後述します。
この一か月の取引結果は下のほうにまとめてあります。
買いと売りの個別成績
毎月やっているように損益を「買建」と「売建(空売り)」に分けてみました。
買建=¥-52,200
売建=¥3,450
空売りでトントン、買い側で若干の負け、という結果でした。
不意なザラ場発表
マイナスになった理由の大半が5月8日の
[1768]ソネック
の決算発表でした。この銘柄の過去の決算発表を見ると全て15:30であったため大引けでのドテン売買を発注していたのですが、突然のザラ場発表で一気に株価が落ちた、という事例です。
ドテン注文を事前に予約している、ということは当然値下がりすることを想定していたため、銘柄選定は全く間違っていなかったことになりますが、誤っていたのは発表時刻の予測です。これが無ければドテン成功で今月もプラスになっていたわけで、それを見て翌日の取引から12:30の後場寄り付きでのドテン売買に切り替えた、という経緯があります。
決算発表前というのは思惑買い・売り、による株価変動がありますが、経験上もその多くは前場の寄り付きまたは前場で概ね終わってしまうため、後場の値動きは捨ててもよいだろう、という判断です。
四半期決算と本決算発表の違い
今月マイナスとなったのは大枠で捉えればあくまでばらつきの範囲と言えますが、かねてより疑っていた
- 四半期決算と本決算では参加する投資家層が違うのではないか?
という仮説の影響も排除しきれません。
私の投資の基本的なメカニズムは、業績好調な企業が上方修正を始めとしたサプライズ決算をすることを「事前に予測して思惑で買う短期投資家」が現れる、その期待値の上振れを刈り取ることです。
四半期決算の期待先行の需給ゆがみ
四半期決算においては短期勢が「上方修正されるかどうか?」に着目するものの、実際の結果は「下方修正」「なにもなし」「上方修正」という3つのパターンがあり、ここに期待値と実態の乖離が発生します。
この乖離が需給のゆがみとなって「好決算を発表した直後に下がる」という株価の動きになり「材料出尽くし売り」として古くから知られています。
本決算のギャンブル除けによる需給ゆがみ
一方で中長期の投資家の中には「決算ギャンブルは避けよう」というスタイルをとる者も多く、上で述べた短期投資家とは全く逆の動きをします。
四半期決算と本決算の違いについて考えてみると、四半期決算は「予定から変更なし」が許されるのに対して、本決算では必ずその期の利益を確定させなければいけませんし、来期の予測も出さなければいけませんし、予想配当がいくらかも決めなければいけません。
つまり必ず企業の情報が更新されます。中長期投資家はこれを嫌って事前に売り、決算後に買い戻します。本決算に限っては決算発表の瞬間に売り圧力が発生します。
もちろん四半期決算においても不意な業績変更は起こりうるので中長期投資家からは警戒されますが、四半期決算のたびに毎回売っていてはキリがない、肝心の株価上昇を取れない、ということで四半期決算はそのまま跨いでしまうことは十分考えられます。
差し引きで本決算は需給ゆがみが発生しない
結局、この2つの需給歪みのうちどちらが勝つか、という話になってきます。思惑買いの短期勢は四半期決算も本決算も変わらず入ってきます。一方で中長期勢は本決算の時だけ売ってきます。
結果的に本決算発表が続く5月の繁忙期では成績が振るわなかったのかもしれません。言い換えると、Q2決算が多い11月は中間決算の「業績見直し期待」が最高潮に達するタイミングでここぞとばかりに私の投資法が機能する場面かもしれません。実際、去年の11月は過去最高の利益でした。
石の上にも三年
いずれもまだ仮説の域を出ていないので、今の方法を続けながら少なくとも3年は回さないと、年間を通したQ1~Q4決算の性質の違いは結論付けられないと思います。
それにしても短期トレードなのに結果が分かるのが3年後、というのは我ながらとんでもない投資法だと思うとともに、決定的な参入障壁になっています。
長期投資でよく「5年、10年、という長期を辛抱強く耐えましょう」とは言いますが、実際のところ短期投資においても全く同じで、確実に再現性をもって儲けようと思うとやはり5年10年という単位になっていくのだなと感じます。

長期投資、短期投資と言ったところでその本質は全く同じなのかもしれません
今月の失敗
今月は注文方法にいろいろと改革を加えた結果、ついに繁忙期にもかかわらずオペミスがゼロになりました。主に2点のオペレーション変更を実施しました。
空売りできない銘柄は買わない
従来は上方修正が期待できる銘柄を買って、そこから空売りできる銘柄かどうか、実際に空売りすべきかどうか、という判断をしていました。
しかし買い側にほとんど優位性が無いことが明らかになったことで、無理に買う必要が無いという結論になりました。そして貸借銘柄などのように最初から空売りができない銘柄においては銘柄選定時点で外し、買いのエントリーもしなくなりました。
信用銘柄などをすべて排除することで銘柄数が減り、結果的に買った銘柄は全てドテン売りを注文するという方法で統一化されてシンプルになり、判断する必要が無くなりました。
ドテン注文は寄付きに統一
多くの銘柄において、決算発表時刻というのは公表されていることは稀で、過去の事例から推定するしかない事例がほとんどです。そのため決算発表が15時なのか15時30分なのかをすべて注意深く確認して、その時刻に応じて「前場引け」「後場寄り付き」「大引け」を振り分けて注文していました。
上で述べた、空売りするべきかどうかの確認に加えて、この判断が必要になることも合わせると、脳のリソースを大量に消費し、オペミスの元凶になっていました。
また、公表されていない以上は不意に変更される場合もあり、これが前倒しになると私のように決算直後に株価が下がると確信している投資家には悲劇です。
そこで、決算発表時刻をざっくり「(不意の変更も含めて)昼休みよりも前に発表する可能性があるかどうか」のみを唯一の判断基準として、前場の寄付(9:00)または後場寄付(12:30)のいずれかでドテン売りするという方法に統一しました。
昼休みよりも前に発表する可能性(あるいはリスク)がある銘柄というのはかなりレアなケースですのでほとんどの銘柄は後場寄付でのドテン売りになりました。こうすることで、注文のパターンの数が減り、オペミスの軽減につながります。
ついに目標のうち一つを達成
この2つのオペレーション変更により、ほとんど何も考えずに「今持っている銘柄を昼休みに売ってそのまま追加で空売り」を毎日繰り返すだけになりました。その結果のオペミスゼロです。
去年の1月から始めた短期売買ですが、オペミスによる損失がずっと止まりませんでした。投資メカニズムで利益が出ても、オペミスでマイナスになっては意味がありません。オペミスゼロ、それも繁忙期であっても一切ブレない注文、というのは悲願であり一つの目標でした。これが達成できたのは一つのマイルストンの達成と言ってよいでしょう。
あとはひたすらこれをミスせずに繰り返していくことです。ミスをしないことと、それを継続することはこれまた別次元の話です。

株の注文事故ゼロ運動と名付けましょう
売買記録のリンクまとめ
2026/05/18 +20,400円
2026/05/15 +95,800円
2026/05/14 +6,200円
2026/05/13 -91,300円
2026/05/12 -34,000円
2026/05/11 +13,000円
2026/05/08 -47,900円
2026/05/07 -23,150円
2026/05/01 +12,200円
※本ブログは私の投資結果および研究成果を記録するものであり、特定の投資商品や銘柄を推奨するものではありません。


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