12月の短期トレード結果まとめと考察(-48,300円)

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結果

今月の短期トレードの結果は、¥48,230のマイナスでした。先月の結果がめちゃくちゃよかっただけに、対比すると落差が目立ちます。

先月の好成績から予測できるように、私の投資法はボラティリティーが大きいので、減る月は当然あります。もっとも国債積立でもない限り、どの様な投資法でも上下しながら増えていくものなので珍しくもありません。

この一か月の取引結果は下のほうにまとめてあります。

買いは微増で空売りで負け

先月同様に今月の収益を「買建」と「売建(空売り)」に分けてみました。

買建=¥2,200
売建=¥-50,500

安定してちょろちょろと利益を出す買建に、ボラが大きく損失も利益も多大な空売りの組み合わせで、今月はばらつきがマイナス方向に振れました。

大きな敗因は2025/12/12[6309]巴工業2025/12/15[9743]丹青社の決算発表でサプライズ決算が出たことです。もちろんある程度の確率でサプライズ決算が出ることを前提とした投資法ですが、6件中2件がサプライズと言うのは確率的にみて悪い方向にばらつきが出たな、という印象です。

その逆に、11月はほとんどサプライズ決算を回避できていたので、両方足すと空売り直後のサプライズで損をする確率は10~20%という当初の想定通りの範囲に収まります。

アルパカ先生
アルパカ先生

事前想定した範囲内の損ですので、特に戦略を変えたりすることは考える必要ありません。過去の累積利益は、こういう時のためにあります。

取引回数とボラティリティーの関係

私の投資法は、特に10月以降は決算跨ぎの空売りが主力になっています。言わずもがな決算跨ぎはボラティリティーが最高潮になるタイミングですので、たった一晩保有していただけでも±5%くらい当然のように株価が飛びます。

先月の売買銘柄数が73件だったのに対して今月は18件です。私の投資法は「ばらつきが大きいが期待値ではプラス」という取引を大量に繰り返して、大数の法則で、さらに言うと中心極限定理で、収益が期待値に収斂することを計画するものです。この記事の後半で書いたクオンツ投資の思想と似たものがあります。

この記事でも掲載したサイコロの図でいうと、期待値が3.5よりも大きいサイコロを探して、ひたすら増やしていく投資法です。大数の法則、という言葉の通り、とにかく回数を増やさなければいけません。しかし今月はそもそも決算発表を行う銘柄数がとても少なく、その中から良い銘柄を探そうとするので、どうしても数が減ります。

つまり11月は73個のサイコロを振って平均値を求めたのに対して、今月は18個のサイコロしか取り出せなかったわけです。加えて、1が出るような悪い結果が偶然にも多かった、ということです。サイコロの数が多ければ多いほど「偶然悪い結果が出る割合」もすべて含めて出目の平均は選んだサイコロの期待値に収斂します。その逆に、総数が少なければ一つのサイコロの影響が相対的に大きくなり良い方向にも悪い方向にも大きく振れる確率が上がります。

1月の後半からまた決算発表銘柄は増え始め、2月に四半期ごとのピークを迎えるので、とにかく統計を信じてこのやり方を続けていきます。

今月の失敗

上で書いたように、今月は売買数自体が少なく、落ち着いて売買注文を出すことができたので、いわゆるオペミスはありませんでした。しかし今度は銘柄の少なさが失敗につながりました。

銘柄選定の基準がブレる

一言で言うとポジポジ病です。ポジポジ病と言うのは、投資に適したタイミングや銘柄が無くても「何か買って(売って)いないと落ち着かない」という心理状態で不要な取引をしてしまうことです。

一日の決算発表銘柄が5とか10しか無いような日では相対的に銘柄を選ばざるを得ず、好業績銘柄と言えど、株価の上昇力が足りません。また上のサイコロの例で解説しますが、期待値で3.5より大きな数が出るサイコロを探すのですが、そもそもサイコロの全体数が少ないために無理やり選んでしまった結果、手に取ったのが普通のサイコロだった、ということです。

ポジポジ病の仕組みに関してはこちらの日次報告の記事でも言及していますが、利益が出始めると、取引しないことが「機会損失」に見えてしまいます。そして損失回避の恐れから無理して探してイマイチな銘柄を買ってしまう、というメカニズムです。

銘柄を厳選して買うからこそ利益が出ていた10月11月の結果なのですから、銘柄を厳選できなければ損失となるのは当然です。早すぎる損切りもそうですが、この手の儲かっている局面での誤った行動は「機会損失の恐怖の感情が原因である」と理解するだけでほぼ防げますので、基本的には繁忙期を主力に動くようにします。儲かる時にこそやってしまう誤った行動に関してもこちらで解説しています。

これ気付いて、実際12月15日を最後に取引をしていません。良い銘柄が無かったからです。勝てない時には動かない、というのが市場で生き残るコツのうちの一つです。重要なのは勝つことではなく負けないことだ、というのはプロの投資家が皆口をそろえて言うことです。

閑散期に稼げない理由

ポジポジ病のほかにも、もう一つ理由があります。

実際のところはこちらのほうが支配的ですが、決算プレイで資金を動かす短期筋の資金もダブつき、発表当日ではなく、何日も前から好業績銘柄に決算期待で資金が集まってきてしまい、私が前日大引けで勝ったころには需給的には株価が上がり切っていました。

決算発表日の前日に買うと儲かる理由

この図は買建における私の投資法のメカニズムを簡単に説明したものです。繁忙期は資金力の限られた投資家が飛び石のように銘柄を乗り換えてくることが事前に容易に予想できるので、先回りして買っておき、最も株価が上がった発表直前の大引けで売って肝心の決算発表は回避します。

更に決算発表直後には次の日の決算発表銘柄に向かって短期投資家が一斉に逃げていくため、株価は一気に下落します。上の図には書いていませんが、そこにドテンで空売りを仕込みます。それが先月の+30万円のカラクリでした。

もっとも、現実の取引ではこの図のようにきれいにキマる例は多くないですが、毎日毎日200社とか500社とか決算発表する銘柄がある中で、10銘柄を選んで同じことをやっていくと平均すると勝てる、という仕組みです。

決算発表銘柄が少ない閑散期に機能しなくなる理由

一方で閑散期になると、決算期待の短期投資家の資金が向かう先がありません。そのため3日後や一週間後の決算発表銘柄を事前に買うしかやることがないため、先に株価が上がり切ってしまい、私が入る余地がありません。

売りについても同様で、好業績銘柄が予想通り好業績を上げても、次に買いに行く好業績期待銘柄がないため「次の銘柄が来る来週まで持っておくか」となって株価がすぐに落ちません。

売買記録のリンクまとめ

2025/12/15 -27,000円
2025/12/12 -10,300円
2025/12/11 -9,500円
2025/12/10 +8,400円
2025/12/08 -5,800円
2025/12/05 -3,000円
2025/12/04 +2,400円
2025/12/02 -3,500円

※本ブログは私の投資結果および研究成果を記録するものであり、特定の投資商品や銘柄を推奨するものではありません。

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